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メンタル的病の事とか、愛方との生活とか。いろいろ。
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さて。。。

記録と頭の整理をしよう。

・・・・最近、離人って楽かも、と思い始めた鞆絵です。
だって、離人感が無かったら、今頃鞆絵は、壊れてたかもしれないし。

ただただ、尭志の気持ちを察することが出来ないのが、辛いと想っている。




泣かずに、ちゃんと最後まで医者に話を聞いてきた。
尭志は、話の途中から、消極的になってたのに気付いて、でしゃばらないでいようと決めてたけど、聞かなきゃならない事は、代わりに鞆絵から聞いた。
尭志は、聞きたくなかったかもしれない。
でも、聞いても聞かなくても、病状に変わりがあるわけでもない。

重い、現実。



大腸癌から、リンパ節に転移が認められてたのは、知っていた。
化学療法をして、抗がん剤を打ってるのも知っていた。

新しく知った事実としては、

尭志ママンに抗がん剤が効かないという事。

抗がん剤を投入しても、更なる転移が認められ、抑えられないから、キツイ薬へと変更し、検査を重ねたが、腫瘍マーカーが高くなる一方で、もうこれ以上の薬は無い・・・・

というか、
最近認められた、癌治療の新薬があるみたいだけど、
それを使っても、多分、延命処置。

新薬で過去のデータが無い分、リスクは大きい。値段も張る。副作用も、はっきりとは分からない。

新薬を投入したところで、治るというわけでもない。




尭志ママンの癌は、
肝臓にまで転移していた。


それも最悪のパターンで、多方性に小さいものがいくつか転移し、手術不可能な状態。


医者が言うには、癌の進行が早いという。
そして、
1ヶ月・2ヶ月にどうのって話ではないけれど、半年後は分からない・・・
と言っていた。

肝機能は今は正常に働いているという。

「今は」・・・・。

抗がん剤が効かない尭志ママンにとって、いつまで肝臓が持ちこたえてくれるか・・・。

リンパも、遠隔転移の可能性があるみたいで。


はっきり言って、延命処置だ。


抗がん剤の開発により、延命が数ヶ月から20ヶ月ほどに伸びたらしい。

でも、それでも、2年以内・・・・・・・

尭志ママンは抗がん剤が効かなくて、
だから、余命が不確定。


「緩和ケア」「ホスピス」
などの単語も出てきた。

つまりは、抗がん剤の副作用で苦しむなら、
抗がん剤を止めて、
痛み止めの薬に切り替えるという事。

手術できない肝臓の癌。
きっとこれから、大きくなる。

分からない事が多くて、
調べる事が沢山あるけど、
こうして、身近な人の病状を淡々と書ける自分が怖い。

鞆絵の事は、ひとまず置いておいて。


病院から帰って来て、二人で飲みに言って、ひっさびさにカラオケに行って、帰宅して。

今日、医者から聞いたことをもう一度まとめてみた。

分からないから、聞いた。

「尭志、ごめん、ほんまにごめん。人の気持ちを察する事が出来ひん。離人から来るものやと想うけど、教えて欲しいねん。尭志は、医者から話をきいて、どんな気持ちになった・・・?」

尭志は、
目をつぶって、
考えるふりをして、
瞑った目から、涙を出した。

強く抱きしめて、
せめて、泣いてる姿を見ないように強がるから、鞆絵が尭志の泣き顔を見ないようにしっかり抱きしめて、

「・・・言葉には・・・できひんわぁ・・・」

っていう言葉を貰った。

それで充分じゃないけど、今はそれで充分だ。





分からないのが悔しい。

泣いた後は、それ以上話をしなかった。
寒くなってきたのもあって、一緒に暮らしているニャンズが二人とも、尭志と鞆絵のそばによってきて4人でほんわかとした雰囲気が出た。
幸せを感じているのかな?
母親の事を考えないようにしているのかな?

男泣きするくらい、強烈にダメージを食らった尭志は、今日もまた、決められたシフトどおりに仕事に行っている。
何かをしている方が気が紛れるだろうな、とは想うけれど、だからと言って、現実から目を背けてはいけないと想う。

鞆絵だって、常に尭志ママンの話題ばかりしたいわけじゃない。
だけど、
でも、
今、やっておかなきゃならない事ってあるでしょ。

「家族で、本人以外で一番知っているのは、こうして聞きに来た息子さんくらいかな」と医者も言っていた。

兄弟3人。
できれば、兄弟会議をして、現実を受け止めてもらいたい。
それによって、できる事があるはずだ。
それによって、一つでも後悔せずに済むはずだ。


何よりも、後悔だけはして欲しくない。

やれる事は、全てした。
できる事は、やれた。
だから、受け止められる、母親の死。

そうであって欲しいと想った。

でも、どうしたら、誘導できるだろうか。
心の準備は、本人しか出来ない。

鞆絵は、何をすればいいのか。
どうすればいいのか。

きっと普通なら、張り裂けそうなほど心が痛むのに、
何故か、ただ涙がでるだけで、
その理由が分からない。

分からない。
分からない。

20代で、親の死を受け止めるのは、きっと、とても辛いことだと想う。

鞆絵は尭志を支えたい。
だけど、必要以上に、現実と向き合う必要はない。

覚悟を決めて、進んで自発的にして欲しいけど、
どうなんだろう。

昨日聞いて、今日覚悟が決まるわけではない・・・と想う。
でも、いつかはきめなきゃいけないと、想う。

支えるには、どうしたらいいのか。
現実から逃げてたら、どうしたらいいのか。

分からない・・・・・・・。


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・・・
こればっかりは、タカシさんから動くのを見ているしかできないというか、せかしてはいけないと思う…。ってそんなのわかってるか…。

鞆絵の性格だから、見ていらんなくて、鞆絵のほうがあぁしよう、こうしよう、と思うだろうなぁ。。。

せめて、「ママんのことを考えた時に鞆絵が足止めになるようなら、鞆絵抜きで思ったように行動して。」て、気休めじゃないけど、言ってみたらどうかな。

…ママさんと鞆絵の間で動けないでいるのかも。
ベリぃ 2008/10/29(Wed)18:09:11 編集
べりぃ
うん、尭志が受け入れて消化しないと何も出来ない。それを鞆絵がせかしても、アカンやろうなって想うし、余計な事は言いたくないんよね。でも余りにも現実から目を背けてるなって想ったら・・どうしたらいいのかなぁ・・。

>鞆絵のほうがあぁしよう、こうしよう、と~

その通りです。
ママンにお手紙書きました。
文通ができればいいなぁ~と想って。

>鞆絵抜きで思ったように行動して。

っていうのは、言ってるし、鞆絵に心配をかけないように、さり気に掃除・洗濯をやって家事をして「調子いいよ」って行動で表してる。
家事ができない→調子が悪いって単純に考えるとそうなるやろうから、せめて、家事ができてる→調子がいいor安定している
って言うので、言葉にせずに表していこうと想うんよ。

例えそれが、実際精神的にギリギリのトコでやってようが、分かりようが無いと想うしね。
鞆絵 2008/10/29(Wed)18:39:11 編集
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鞆絵
性別:
女性
自己紹介:
自分がBPDだと医師からの診断があったのが、2004年。
二次的障害の鬱病の診断はその一年前。

そんな鞆絵(トモエ)と、愛する旦那の尭志(タカシ)、にゃんこ二人の生活。

主に愚痴。
病についても語ったり、日常の様々な事に対しての想い。

時間単位で変わる自分の気持ちをコントロールして、ボーダーである自分と上手く付き合っていくために、現在闘病中。

関西圏に住んでいるので関西弁。

※ブログタイトルは、「そうかいのいちぞく」と読んで、意味は「大海原に浮かぶ一粒の粟(あわ)。人間の存在は、広大な宇宙からみれば非常に小さいものであるというたとえ。または、宇宙の中における人間の存在。その儚さの喩え。」

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